| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
季節外れの大雪で生まれた私は、赤毛のマリリン。
|
| Women |
|
 「つぶらな瞳とミルクのような白い肌は、ニューヨーク・ナンバーワンだよ。早く、素敵なボーイフレンドをつかまえるんだよ」って、かっこいいパパがささやいてくれた。
「私、タイガーみたいな情熱的な人がいいな」
「ベイビー、もうちょっと冷たい人にしないと体がもたないよ」
パパは、心配そうに言って空を見上げた。
写真・水島 伸敏
写真=PHOTO BY NOBUTOSHI MIZUSHIMA
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
|
| Trend |
|
 コカコーラのクラシック形のアルミニウム・ボトルが現在米国で販売されており、コーラボトル愛好家らの間で話題になっている。
形状はコカコーラの初期の旧ボトルと同じで、容量は従来の缶製品350ミリリットルより約100ミリリットル少ない251ミリリットル。高さは19センチとやや小振りだが値段は、従来の缶1本1ドルに対し、2ドルと高めの設定だ。
コーラがレッド、ダイエットコークがシルバー、コカコーラ・ゼロがブラックというカラーになっている。このほかにもオリンピック仕様の商品もある。現在ニューヨーク市内のデリなどで販売されている。愛好家サイトwww.bevnet.com/news/2008/02-20-2008-Coke.aspでは「3ドル出しても買いたい」「これ作るのに2ドルしない。値段が高い」「都会でしか買えない」とさまざまな書き込みが見られる。
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
国際レストラン&フードショーNY
|
| Food |
|
 国際レストラン&フードサービスショーが2月28日から3月2日までニューヨークのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで開催され、そのなかで今年は、官民合同のジャパン・パビリオンが設置された。
3年前から始まったジャパン・パビリオンは今回過去最大規模となる。日本政府ゾーンに26社・団体が出展するほか、地方自治体ゾーンには69社・団体が参加。茶、野菜、水産加工品、酒、調味料、加工食品など日本食文化をアピールした。
期間中は「麹の世界—日本の発酵食品の魅力—」、「出汁の力」と題した講演なども行なわれたほか「生蕎麦の作り方」「博多料理と福岡名産食材紹介」「酒・焼酎セミナー」などが開催された。
ジェトロによると、今回のジャパン・パビリオン出店の目的は「日本食を単に売り込むだけではなく、日本の食材をアメリカの一流のシェフらレストラン関係者と交流しながら日本の食材を孵化(ふか)させ、アメリカ人の食生活の中に受け入れられるようにしていくための方策を探ること。それによってニューヨークから世界に打って出ること」(ジェトロ・ニューヨーク西本敬一次長)という。
一流シェフが作る佃煮バーガーも
日本の食材をアメリカのレストラン関係者に広く知ってもらうため、28日から3月2日まで開催された2010年NY国際レストラン&フードサービス・ショーに、ジェトロが中心となった官民合同のジャパン・パビリオンが設けられた。日本から26社を含む95社が75のブースを構えて自社商品を宣伝した。
伝統的な日本料理や日本食のデモンストレーションではなく、「隠し味」「出汁」といった、奥の深い味わいの世界をいかにアメリカのレストラン関係者に訴えかけることができるのか、が焦点となった。
たとえば、日本では伝統的な佃煮も、今回は、平松食品(本社・愛知県、平松賢介社長)が、「テリヤキ・フィッシュ」のネーミングで「いわしの甘露煮」「ちりめん」など6種類の佃煮で作ったサンドイッチ・バーガーを来場者に提供した。
米一流店も関心大
男前豆腐株式会社(本社・京都)はメイプルシロップをかけた豆腐の試食で人気を集めた。沖縄からは「粟國の塩」のシーソルト、群馬県からは「根岸物産」がラーメンや桜うどんの冷凍パック生麺を展示した。大分県日田市からは、合弁会社「まるはら」が、鮎と塩のみで作った天然調味料の鮎魚醤(あゆぎょしょう)を出した。同社代表の第15代原次郎左衛門正幸氏は、「ダニエルやブレー、コルトン、ロブションなど一流店のシェフが興味を持ってくれています」と話す。同社が出している鮎魚醤で作った「卵かけごはん醤油」は、アメリカ在住の日本人家庭にウケそうな商品。また昆布の松前屋(本社・大阪市)はスプレー式の出汁「昆布の水塩」を紹介。料理や食材にシュッと一吹きでコクが生まれる。共同貿易は器やラーメンの実演、酒類を幅広く出展した。酒では熊本県の繊月酒造が焼酎の「繊月」、しそを使った「恋しそう」などを堤純子常務がPRしたほか、同社が清山、佐賀ダンボール、有田焼の香蘭社と共同開発した「古酒繊月」も披露。アサヒビールは3月中旬から発売する樽生を、サッポロビールも生ビールをPRした。また、食材ではないが、本紙でお馴染みの料理研究家の千葉真知子さんが電子レンジ用調理鍋「クック膳」を会場でデモンストレーションした。
写真=来場客で賑わうジャパン・パビリオン
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
鎮魂のNY公演 下田逸郎40年ぶり
|
| Entertainment |
|
 1970年にニューヨークで上演された和製ロックミュージカル劇団、東京キッドブラザースの「GOLDEN BAT」の完結編ともなる「最後の黄金バット」が2月25日から28日まで、イーストビレッジのラママ劇場で上演され、4公演を行なった。40年前の当時の作品は、日本の劇団としては唯一無二の10か月のロングラン公演を果たしており、71年には、ドラマディスク大賞作曲賞を受賞して話題となった。
今回は、当時と打って変わって激しいパフォーマンスなどはなく、当時メンバーだった演出家の東由多加やペーター佐藤、永倉万治、梶容子ら他界した仲間たちへの音楽家、下田逸郎による追悼、鎮魂公演という色彩の強い舞台となった。
ストーリーは、母親からGOLDEN BATの話を聞かされながら育った娘がそのGOLDEN BATの正体を見たくてNYを訪れるところから始まる。歌は下田、下村陽子、Sara(NY在住)、Nadia(NY在住)、踊りは韓国の伝統舞踏家・金利恵と筑穂長尾盆踊りのメンバー。バイオリンは柴田奈穂。
下田のギターと歌はもちろん、下村の歌の魂が舞台から劇場全体に充満するオーラとなって漂い、バイオリンの柴田の演奏がこの作品最大の聞かせどころとなった。当時の映像も上映された。
下田氏は「まあ、逝った仲間がみんな見てくれていると思う。そして、オレは生きてるよって伝えた。ほんと鎮魂ってところがあるよ」と公演後コメント。
40年前、ニューヨークでオリジナルの「GOLDEN BAT」を見たという当地在住の仙石紀子さんが、公演後に下田さんに「よかったわよ」と舞台横で挨拶すると、下田氏は思わず「ありがとう」と仙石さんの肩に手をかけた。
日米舞台芸術交流に尽力してきている仙石さんの目に、今回の作品はどう映ったのか。
「40年前、あの時は夏で、私は浴衣を着て見に行ったのを覚えているわ。もう、すごいエネルギーでね、汗が舞台から飛び散ってきたもの。今回は、鎮魂歌という言葉を使っていらしてやっぱりと思いました。東京キッドやゴールデン・バットを知らない観客もそれは感じられたことと思います。東さんたちへの本当にすてきなメモリアル・サービスだと思いました。ありがとうございました。あれは東さんたちへの鎮魂歌だけでなく、青春への鎮魂歌でした」と涙ぐんでいた。
(三浦良一記者、写真も)
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
8月末まで改修
|
| News |
|
 ニューヨーク市は2月26日、イーストリバーに浮かぶルーズベルト島とマンハッタンの東59丁目とを結ぶトラムを改修作業のため8月31日まで運行を停止すると発表した。
ケーブル線とトラム・キャビンを取り替え、一台ずつでも動かせるよう「デュアル—ホウル(二重操縦式)」システムを導入する。現在は2台を同時にしか稼働できないという。改修にかかる費用は約2500万ドル。
トラムは1976年から運航しており、ルーズベルト島からマンハッタンまでは約4分。同島では地下鉄F線が利用できるが、今後混雑が予想されるとの声も出ている。
トラムは2006年4月にはハドソン川上空で動かなくなり、乗客約70人が立ち往生する事故が発生している。
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
「主夫の資本」山崎卓也 (97)
|
| NY専業主夫日記 |
|
|
ガヤガヤという人の声で麻酔から目が覚めた。そうか、テニスエルボー手術は終わったのだ。
「何か飲み物は? ジンジャエールはどうですか?」と看護婦が聞いた。いきなりジンジャエールは? と聞くほど術後に人気のある飲み物なのだろうか。飲むとなるほどスッキリした。部屋には自分と同じように麻酔から覚めた患者が数人いた。十分も経つと頭も体もいつもの感覚に戻った。
「立てるなら、もう帰ってもいいですよ」と言われた。そろりと立ち上がってみる。あまりふらつかない。これなら大丈夫だろう。待合室に行くと既に妻が待っていた。彼女は私に歩み寄ったかと思うと、
「あっ、いけない。失神しそう。座らないと」と言って床に崩れそうになった。私は痛くない方の腕で彼女を支え、椅子に導いた。
彼女は親しい人の出血やケガを見ると、たまに失神する。麻酔後は車の運転ができないので、「責任のある大人」を呼ぶ必要があり、妻がその役だった。これでは役目が反対だ、と二人で笑った。
術後初日は彼女に晩ご飯の用意を頼んだが、翌日からは主夫業に戻った。片手が使えなくなって、改めて主夫とは肉体労働なのだと実感した。
まず、洗濯。ランドリーバスケットを持ち上げられない。仕方なく、床の上を引きずって洗濯機まで行った。シャツを畳むのも倍かかる。バスタオルを片手で畳むのは結構重労働だと発見した。
次は飯炊き。手術をした利き手は握力が半分位残っているが、腕に力が入らない。きゅうりを切る事もできなかった。瓶の蓋の開け閉めも難しい。膝で力の限り瓶を挟んで、痛くない手で何とか開ける事ができた。
掃除。これはスキップ。もともと我が家は散らかっているので、数日放ったらかしにしても見た目の変化は感じられない。
子供の送り迎えも主夫の仕事。運転は問題なかったが、右手一本でドアを閉めるのが難しかった。
主夫はアスリートと同じく体が資本。体を大切にせねばと痛感した。
(このコラムは隔週で掲載します)
http://ameblo.jp/takayayamazaki/
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
www.nyseikatsu.comで詳報
|
| 生活アンテナ |
|
|
●明治大学NY校友会=3/11(木)19:00/ちよの(328 E. 6th St)参加希望者は3/3までにjapanese.culture.group@gmail.comアキラ宛て申し込む。詳細も左記へ
●NYファイナンシャル道場「今からでも間に合う2009年個人税務申告」=3/12(金)18:00/AXA Advisors,LLC. (1633 Broadway 2nd Fl) 講師: 島田弥生CPA、Rosen Seymour Shapss Martin & Company LLP) 詳細はTel: (212) 408-9575(郷田)、申し込みはhttp://groups.google.com/group/nykinyudojo
●心と身体によ〜く効く! 風水セミナー=3/14(日) 13:00/Chelsea Studio(151 W. 26th St) 講師: 永田広美(ライフスタイリスト) 参加費: $150 詳細&申し込みはmayumi aruku.ny@verizon.net(蔦井)
●埼玉県人会「ラーメンと食事の会」=3/19(金)19:00/Moco Moco(516 3rd Ave, 2nd Fl)県人の久保さんが作る久保ちゃんラーメンと食事を楽しみながら親交を深める。埼玉が好きであれば、誰でも参加大歓迎。参加費: 約$40(飲み物別)。3/11までにjapanese.culture.group@gmail.comアキラ宛て申し込む。詳細も左記へ
●心と体にやさしい リキッドソープ作り=3/19(金)10:30/37 Palmer Pl, Leonia, NJ ゆるLOHA主催。界面活性剤を使わない肌にやさしいリキッドソープを作る。参加者はそれぞれ好きな香りをつけたリキッドソープが持ち帰れる。定員8名(先着順)。講師: 小幡有樹子(手作り石けん研究家)参加費: $30(材料費込み)詳細&申し込みはTel: 201-403-3784、 yuruloha@gmail.com (桜本)
●NY愛犬サークル「施設訪問&第2回ペットヘルスミーティング」=3/21(日) 13:00/Jewish Home & Hospital(120 W. 106 St. Friedman Conference Rm) 施設訪問: 13:30-14:45 愛犬サークルによる訪問、添田獣医師座談会: 15:00-17:00 参加費: $5/各部+スナック1袋 講師: 添田晋吾獣医師(Humane Society of NY内Animal Clinic & Adoption Centerに常勤、米国で数少ない日本人獣医師。日本へのペット検疫制度も熟知、犬猫、および動物全般に関し相談可。ミーティング後、希望者に3点セット(耳掃除、肛門腺絞り、爪きりの有料サービス有り、各$5)愛犬と一緒の参加の場合は、予防注射のコピー(提出用なので返却不可)を要持参。 申し込み時に当日の希望質問事項等を受付ける。詳細&申し込みはaikennewyork@gmail.com
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
名門クラブの味、日米でうならせる
|
| Food |
|
 20年の長きにわたってシェフを務めたNYアスレティッククラブ。ここの総料理長を最後に退職した水野さんにヤンキースから誘いがきた。09年3月から新しい職に就いたが、その11月、それまでケガに泣いていた松井選手の奇跡的な大活躍によって、ヤンキースは9年ぶりのワールドチャンピオンに輝いた。人生の不思議なめぐりあわせだが、水野さんは松井とは直接話したことがないという。球団が選手と個人的な接触を固く禁じているからだ。こんな話がある。球場には選手専用の食堂があって専属のシェフがいる。ある時、このシェフの一人が選手と親し気に話した。翌日からこのシェフは球場から姿を消した。クビになったのだ。それでシーズン中 水野さんが一番困ったのは、知人からの「松井に会わせてくれないか」という依頼だった。自分自身が口をきいたこともないのに。5万2000人を収容する新球場のバックネット裏に1000席の特別席がある。選手を一番間近に見られるのはもちろんだが、他に特典がある。試合中はいつでも、最上階にあるレストランで飲み放題、食べ放題なのだ。一般客はここに入ることはできない。で、このシートの値段が、1試合につき1人当たり何と2500ドル。2人で行けば5000ドルだ。
だが、これで驚いてはいけない。まだまだ上がある。このレストランと並んで、「ラグジュアリースイート」という特別室がある。フィールド側がガラス張りで、24人程が座れるようになっている。試合中フランス料理が供されるのだが、この1室の値段が1年間の契約で60〜80万ドル! 1試合当り1人いくらになるか…。
この特別室が全部で67室あって、それらに選ばれる料理を作るのが水野さんの仕事である。部下にシェフだけで50人近くいるというが、それも当然、67×24でざっと1600人の料理を作らなければならないからだ。総料理長は別にいる。先程の特別席用のレストランやレセプション、デルタ航空やバドワイザーなどのラウンジ、それに選手食堂などを管轄しているのだが、スイーツルームだけは水野さんに任せている。それでこの総料理長からは、「今日は魚料理中心でいこう」という大まかな指示が出るだけで、細かい献立は全部水野さんが作る。3連戦ともなれば毎日違うメニューを作らねばならないから大変だ。もちろん数日前から準備にかからねばならないが、試合当日は朝の5時出勤である。フォレストヒルズの自宅から球場まで地下鉄で通っているそうだが、悪名高きブロンクス、そんなに朝早く大丈夫ですかと尋ねると、「さすがにヤンキースですよ。球場のまわりは四六時中ガードマンが回っていますから全く心配はありません」さてこうして09年は水野さんにとっても特別な年になったが、まだスポーツつながりの続きがある。12月に長野県の白馬に「ハナ」というブティックホテルがオープンした。オーストラリアの資本で最初は冬期だけの営業だ。夏のオーストラリアから、スキーをしたいというオーストラリア人を連れてくる。このホテルのレストランの総料理長を水野さんが引き受けた。オーナーがアスレティッククラブ時代から水野さんの料理を食べていて、その腕前を買っていたのだ。フロントマネージャーがオーストラリア人、スーシェフはロンドンから連れてくるという国際的なホテルだ。ここもまた腕の振い甲斐がある。そして、春にはまたヤンキースに戻る。残念ながら松井はもう戻らないが。1948年生れの水野さん、「まだまだ10年は現役をはれますよ」と張り切っている。 (松本紘宇、写真も)
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
竹澤恭子「自分を信じて」
|
| Women |
|
 先日一週間noticeで急なキャンセルの代役を引き受けることになり、イスラエルのエイラートというところに行ってきた。
ここで、5年前より、音楽祭が開かれていて、世界各国のアーティスト、生徒たちが集まってくる。特に弦の国イスラエルだけあって、ここでの弦楽器のレベルはなかなか高い。ここエイラートはイスラエルの中でも最南端にあるリゾート地、ヨルダンとエジプトの両方を眺められるくらい2つの国境に挟まれている。気温は、なんとこの時期30度だ。しかも、陸続きとはいえパリからも遠い。飛行機、バスなどの移動で、15時間だ。イスラエルは、その昔、20年以上前にエルサレム交響楽団とのコンサートにて訪れた以来で、なかなか来るチャンスの少ない国だけに、非常に興味深かったし、室内楽を演奏したのだが、共演者たちが素晴らしく、いろいろな意味で刺激的であった。
とまあ、強力な日光を浴び汗をかきかき奮闘している最中にも、世間は銀世界のバンクーバー・オリンピック一色だ。私もなんとかこのキャンセル公演を無事終え、久々の帰国となる春休み中の娘とともに、帰国の途につき、日本から見るオリンピックというものを堪能している。ここで、なんといっても楽しみなのは、冬季オリンピックの花、女子フィギュアスケートだ。大のフィギュアスケートファンである私は、パリに移って早々に、フランス大会を観戦しに行ってしまったくらい大好き。この競技は、カテゴリーとしてはスポーツであるのだろうが、私にとっては芸術的パフォーマンスという感じ方のほうが大きい。そして、そのパフォーマンスはやたらと音楽のパフォーマンスと共通するところが(特に心理状態とか…)あって、いつも観戦するときは、固唾をのんで見守る状態になるのだが…。
今回のオリンピックの目玉といってもいい、女子フィギュアは、本当に見ていて胸がいっぱいになってしまった。各選手それぞれのこのスペシャルなオリンピックという舞台にかける思いというのが、スケーティングを見ていると胸にびんびん響いてくる。その中でも、宿命のライバルといわれている日本の浅田真央選手と韓国のキム・ヨナ選手の素晴らしいパフォーマンスには、心から拍手を送りたいと思った。世界が大注目する中、それぞれの国の異常とも思える期待を背負い、一つのミスも許されないというような状況、これ以上のプレッシャーというものがあるのかといえる環境の中、力を発揮するというこの精神力はあっぱれだ。音楽界ではコンサートなどで、ここまでのプレッシャーという状況はないかもしれないが、どんな状況下においてもいいパフォーマンスをするということについては、非常に共通するものがある。選手がインタビューなどで、「自分を信じて、自分が表現したいと思うことをパフォーマンスに託すのみ」と言っているが、自分自身もこれまでのパフォーマンス経験から言えることは、良い演奏ができているときというのは、余計なことは考えず、自分がこの音楽で何を伝えたいかがはっきりとしていて、そのことに情熱を持って集中できているときなのだ。それには、もちろん自分を信じなければできないし、信じられるだけの努力もしなければならない。
今回のオリンピックを見て、あらためて世界中にいる自分の夢に向かって日々努力しているアスリートたちの姿に感動し、物凄いエネルギーをもらった!
【プロフィール】竹澤恭子(たけざわ・きょうこ)3歳よりヴァイオリンを始め、6歳より才能教育研究会海外派遣団の一員として海外ツアーを行う。桐朋女子高校音楽科卒業後、ジュリアード音楽院に入学。86年インディアナポリス国際コンクール優勝。日本の主要オーケストラを始めニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロンドン響などと共演。日本音楽財団より貸与されたアントニオ・ストラディヴァリウス「カンポセリーチェ」を使用。今年からパリ在住。
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
オークション会場から美術見つめるサザビーズ・ニューヨーク副会長秘書 斯波 雅子(しば まさこ)さん
|
| Women |
|
 マンハッタンのアッパーイーストサイド72丁目とヨーク・アベニューの角に、世界最古のオークションハウス、サザビーズの北米拠点となるサザビーズ・ニューヨークがある。
約10年前に大規模な増築工事が行われ、ニューヨーク・オフィスと倉庫とを統合し、スペシャリスト部門に独自の展示スペースを確保した。中でも10階のギャラリーは「ニューヨークの最もドラマティックなエキシビジョンスペースのひとつ」と称賛されるだけあって、巨大な美術館の展示スペースを思わせる。
斯波雅子さん(しば・まさこ)さん(30歳)は、このビルの5階で、日本人の同社副会長、蓑豊(みの・ゆたか)氏の秘書と、NYアジア部門を統括する同社副社長の秘書を2007年7月から兼務し、勤務している。
秘書とはいっても、毎年5月と11月に開催される大きな競売では、7階のメインオークションルームの周りにずらりと並んだ電話テーブルに座り、日本からの電話入札も行なう。刻一刻と値段が釣り上がっていく状況を電話で伝えながらビッドするかどうかをやりとりする緊張の瞬間だ。
美術と関わる仕事に就いたのは、津田塾大3年の時に留学したラトガース大学で美術史を専攻したことが影響した。斯波さんは、フィラデルフィアで生まれ、幼稚園までこちらで育った帰国子女だが、日本で大学まで過したため、発音はネイティブが残っていたとはいえ、こちらの大学の授業や生活に慣れるのには、普通の日本人並みに苦労したという。ラトガース大を卒業後、化学関係の日系企業米国法人に3年間勤務したが部門の閉鎖に伴い退社。コンチネンタル航空の客室乗務員の募集に応募して米国で採用され、半年間米国内、南米、ヨーロッパ線を飛ぶ生活も体験した。
だが、やはり、ライフワークとして「美術関係の仕事をしたい」との思いは強く、イセ・カルチュラル・ファンデーションのNYギャラリーに 就職して1年間、非営利のアート団体に携わる仕事をした。そんな頃、丁度サザビーズのNY本社副会長として蓑氏が着任、東洋部門拡充のタイミングとも合致してサザビーズに就職した。
ニューヨークでのオークションの動きを肌で感じて日々思うことは「アメリカ、世界のその時々のエネルギーが凝縮して見えるような気がする」ことだという。「それはオークションだけでなく、チェルシーでギャラリー巡りをしても感じますし、逆に場合によってはチェルシーからギャラリーが離れていくことによっても体感できます。アートと言えども結果としてはマーケットに即している。しかしその一方で関わっている個々人の持つストーリー性が如実に現れるのがニューヨークという街の面白さでもあるんです」と目を輝かせる。
キャリアの将来像は「日々、いろんな分野のいろんな人に会って視野を広めていき、その都度興味のあることをしていければ嬉しいです。アートが好きなのでどういう形であれ関わっていきたいですね。でも、そろそろ婚活も真剣に考えないと」と、ちらり乙女心の本音も垣間見せた。(三浦良一記者、写真も)
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
東京カジュアルな洋食レストランバー
|
| EATOUT |
|
 ニューヨークのトライベッカに「東京カジュアル」をコンセプトにしたレストランバー、「トライベッカフェ」がさきごろオープンし、コンテンポラリーな日本の味や美的センスを愛するニューヨーカーたちの間で話題となっている。
経営しているのが、昨年ミシュランで星を取った「すし麻布」とザガットでもお馴染みの東京イタリアン「グリニッチ・グリル」をニューヨークで運営するプラン・ドゥ・シーと聞けば、ウン、なるほどと納得するお店だ。一人でふらっと立ち寄ってもまったく違和感はなく、美味しい料理を気軽に食べることができる。
ドアを開けると左手にバーのカウンター。奥にはグループで、きっと今日は遊んだ帰りの打ち上げか、男女の和んだ声が聞こえる。別のボックスではハッピーバースデーの歌も歌っているぞ。ビンテージバイク乗りのバーテンダーさんがカウンターで作ってくれたカクテル、ストロベリードリームは甘口で女性に人気。
食事は、日本の洋食メニューの定番ともいえる、ハンバーグ、メンチカツ、カレーライス、めんたいこスパゲティなど、まあ、気取らないメニューで、しかも旨いとくればこれはもう言うことなし。
お薦めのディシュ3皿は、まずポテト・ミラネーゼ。フィンガリング・ポテトをスチームして軽く揚げてガーリックとソテーしたマッシュルーム、クリスピー・プロシュート、目玉焼き、仕上げにホワイトトリュフオイルとイタリアンパセリがかけられているひと皿。(8ドル50セント)。チキン・サテは、鶏肉をレッドカレーペーストに漬け込んだ串揚げ。コリアンダーとスパイシーマヨがかかっていて、下にビーフンとタマネギ、人参が入っている(3串で9ドル、6串で12ドル)。香辛料の効いたタイ・レッドカレーのパスタ(9ドル)も美味しい。カナル・ストリート駅から徒歩8分。一度行っておくと、この界隈の食とドリンクのレパートリーにさらに奥行きがでそうだ。カクテルは9ドル50セントからと良心的。ワインが非常にリーズナブルで種類も豊富だ。(三)
TriBeCafe
277 Church St.
(bet White & Franklin St)
Tel: 212-343-0277
www.tribecafe.net
月〜水 18:00-1:30am
木〜土 18:00-2:30am
日曜定休
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
新聞で一番興味があるのは死亡欄
|
| Culture |
|
 新聞を三紙とっているが、ほとんど読むことがない。朝ベッドの上にあぐらをかいて、三紙を一枚ずつめくっていくだけだ。書籍の広告に少し眼を落とすだけで紙面の上部を見ることもない。たまに文化欄に眼が少し引っかかるがタイトルを見るだけで記事は読まない。美術欄だって人の批評には興味がないので読まない。
毎日移り変わる国内外の政治、経済、スポーツにも興味がない。じゃ社会面の事件なのか? といわれそうだが、それも興味ない。裏面のテレビ欄など見たことがない。そんな新聞で一番興味のあるのは死亡欄だ。どこの誰だか知らない人の死亡記事を読む。それが有名人なら、追悼文までじっくり読む。いや、本の広告と死亡記事だけを掲載した新聞だけでいいじゃないかと思うけれども、それだけじゃ、アンパンのあんだけでやっぱり皮の部分がないと本も死亡記事も生きてこない。世の中があって本と死があるというのがいい。
本はともかくとして、死亡記事の圧巻は、やはり著名人のそれだろう。写真入りで記事の分量も多い。それが超有名人であればあるほど不思議な感動と驚きがある。そんな著名人の中には知人がいることがある。そんな時の驚きは格別だ。そして妙な感慨のようなものが沸き起こってくる。
彼は死んだけれど自分はまだこうして生きているという相手に対する同情というよりは、自分の生に対する喜びのような気がする。全くもって不謹慎な! と叱られそうだが、ここははっきり生と死の境界が別れた瞬間である。そして数分経つと今度は自分の死の認識がジワジワと湧き起こってきて、人ごとではなくなってくる。彼と自分の年の差がほとんどないことに気づいて、我がことの問題になってくる。
最近ぼくの周辺の人達がよく死んでいく。すると病院の待合室で名を呼ばれる順番を待っているような気分になってくる。人間はいつ自分の死が訪れるかわからないので、死は人ごととして片付けて、念頭に死の認識などひと欠けらもなく平然と生きているが、七〇才を過ぎると安穏と暮らしていけなくなるのが現実である。
だから七〇才を過ぎるとすでに死の宣告を受けたと思って、残こる時間を如何に生きるかということに真剣に取り組まなければならない。別に七〇才にならなくとも、もっと若い頃からこのような認識があると、かなり充実した人生を生きることが可能だと思う。ぼくは二十代の頃からいつも死のことを考えていた。そして気がつくと七〇代だ。なーんだ七〇代まで生きるということが分かっていたんだったら死のことなんか考えなきゃよかったと思うかもしれないが、死を考えつづけていたために逆に今日まで生きられたように思う。 (よこお・ただのり、美術家、東京都在住)
www.tadanoriyokoo.com
写真=死亡通知 1967年
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
The Ghost Writer メモアールに隠された秘密
|
| シネマ試写室 |
|
 元英首相の戦争犯罪疑惑とCIAコネクションを描くポリティカル・スリラー。英ジャーナリストで作家のロバート・ハリスのベストセラー「The Ghost」が原作で小説に出てくる元英首相は2007年に辞任したトニー・ブレア氏に通じるものが多いというのが一般の見方。監督は「ローズマリーの赤ちゃん」「戦場のピアニスト」などのロマン・ポランスキー監督。
あるゴーストライター(ユアン・マクレガー)にエージェントから「飛びきりおすすめ」の話が持ち込まれる。10年間英首相を務めたアダム・ラング(ピアース・ブロスナン)のメモアール執筆だ。特に乗り気だったわけではないがギャラが良かったのと、これが成功すれば顧客層も広がると奮起した。
ラングはマサチェーセッツ沖の島に建てた自宅兼事務所を現在ホームベースにしていた。夏は金持ちのリゾート地として華やかな雰囲気が溢れるが冬は天候も悪く全体が灰色で包まれている。メモアールはドラフトができていた。ゴーストライターの役目はこれを基にラングとのインタビューなどを加えて完成させることだった。しかし彼は自分が二人目のライターでドラフトはラングの長年の側近が書いたことを知る。しかもその側近は最近不審な死を遂げていた。ほどなくラングが戦争犯罪疑惑のスキャンダルに巻き込まれ、ラングの過去をさぐるゴーストライターにも魔の手が迫ってくる。
刑事でも探偵でもないライターが素朴な疑問を追いかけた結果、絶体絶命に追い込まれる。テンポが早く緊迫感溢れる本格サスペンスだ。
ポランスキー監督は昨年9月、チューリッヒ映画祭で「生涯功労賞」受賞のためスイス滞在中に約30年前のロサンゼルスでの少女淫行疑惑に関連して司法当局に逮捕され現在、米国への引渡しの是非をめぐりスイス別荘で軟禁中の身。ベルリン映画祭では本作品で監督賞を受賞するなど映画芸術への貢献度は高いが過去の罪との帳消しにはならないようだ。2時間8分。PG13。(明)
写真=ラング(ブロスナン、写真左)に疑問をぶつけるゴーストライター(マクレガー、右)
Photo: Guy Ferrandis©2009 Summit Entertainment
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
|
| EVENT GUIDE |
|
|
EVENT
■ファースト・フライデー=毎月第1金曜 18:00 Neue Galerie (1048 5th Ave) Tel: 212-628-6200 入場無料 開館時間を20:00まで延長。年内いっぱい開催予定。詳細はwww.neuegalerie.org
■第249回セント・パトリックデー・パレード=17日 11:00 5th Ave(44th St〜86th St)1762年らのニューヨークの伝統行事。春を告げる緑色、アイリッシュカラー一色のパレード。米国最も古く人気があるパレードの一つでもある。派手な山車や車を一切使わず、バグパイプに合わせてひたすら行進する伝統的スタイルを守っている。
詳細はhttp://nyc-st-patrick-day-parade.org
■オーキッド・ショー/キューバの花=4月11日まで NewYork Botanical Garden(Bronx Pkwy & E. Fordham Rd Bronx)Tel: 718-817-8700 入場料: $20(一般)、$18(学生・シニア)、$8(2〜12歳)、会員・2歳未満は無料 一足早く春を告げる恒例イベント。今年はキューバ産オーキッドを紹介。情熱的な色と香りを楽しむ。子供や家族向けのイベントも。詳細はwww.nybg.org
MUSIC
■熊田法子オルガン演奏会=8日 19:15 日米合同教会(255 7th Ave) Tel: 212-242-9444 入場無料(任意寄付) イースター前の受難節にちなんだオルガン音楽を聴く。曲目: 深き悩みより詩篇130 BWV 686(バッハ)、栄光に輝く体1939より「栄光に輝く体の霊妙性」「恩寵の泉」「死と生の戦い」「栄光に輝く体の喜びと明るさ」(メシアン)詳細はwww.jcfnny.org、Tel: 914-903-0300
■ブルー・ノート=15日まで 20:00、22:30 入場料はアーティストによって異なる Blue Note(131 W. 3rd St)Tel: 212-475-8592 出演〜7日ツース・シールルマンほか/8日ジョー・ヘンリー/9〜11日カサンドラ・ウィルソン/12〜14日ロベルタ・ガンバリーニ・カルテット/15日アダ・ロバッティ・アンド・グリーン・ファクター
詳細はwww.bluenote.net
■メトロポリタン美術館コンサート・シリーズ=27日まで 時間と入場料はアーティストによって異なる The Grace Rainey Rogers Auditorium, The Metropolitan Museum of Arts(1000 5th Ave)Tel: 212-570-3949 クラシック、ジャズ、ダンス音楽など多彩な内容。 出演: 6日アンティオク・チェンバー・アンサンブル/10日バンド・オブ・ザ・アイリッシュ・ガードバンド、ロイヤル・レジメント・オブ・スコットランド/26日ティル・ヘルナー/27日メナヘム・プレスラーほか
詳細はwww.metmuseum.org
DANCE&THEATER
■アカデミー賞受賞映画作品特集=7日まで Walter Reade Theater(165 W. 65th St)Tel: 212-876-5600 入場料: $12(一般)、$8(学生・シニア)、$7(会員) NYを舞台にした映画でアカデミー賞を受賞した作品を特集。上映作品: 「ブロードウェー・メロディー(1929年)」「ウェストサイド物語(1961年)」「フレンチ・コネクション(1971年)」「狼の午後(1975年)」「コールガール(1971年)」「主題はバラだった(1968年「(日本未公開)、「クレイマー・クレイマー(1979年)」「レイジングブル(1980年)」「ゴッドファーザー(1972年)」「アニー・ホール(1977年)」
詳細はwww.filmlinc.com
■映画「EXILE the sound of sorrow」=7、14日 14:00 Sake Bar HAGI(152 W. 49th St)Tel: 212-764-8547 入場無料 日本のホラー映画の要素とサムライアクションを融合させたNY在住の映画監督、藤谷智之の自主制作映画を上映。全編、撮影はNY。実写映画とアニメーションの中間の作品を目指し、CGではなく昔ならではのストップモーションの技法を駆使、4年の歳月をかけて完成。予告動画はYou Tubeで紹介。
www.youtube.com/watch?v=KyZJaSfPxfE
■ポール・テイラー・ダンス・カンパニー春季公演=14日まで City Center(130 W. 55th St) Tel: 212-591-1212 入場料: $10〜$135 今回のハイライトはNY初演の2作品でボードビル的な要素を持つコミカルな作品「オールソー・プレーイング」とドビュッシーの音楽をバックにした「ブリーフ・エンカウンターズ」。また、今年で齢80年を迎えるテイラーの誕生を祝う記念碑的なシーズンでもあり、セレブレーション気分いっぱいの公演。詳細はwww.citycenter.or
■ニューヨーク国際子供映画祭2010=21日まで(市内5会場)Tel: 866-468-7619 入場料: $12 日本からのエントリーは現在3作品。細田守監督の「サマーウォーズ」(2009年)。アニメ界のベテラン監督、片渕須直による「マイマイ新子と千年の魔法」(2009年)、今までにない新しい映像表現を模索、CGアニメを見事に作り上げた佐藤信介監督の「ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜」(2009年)。上映会場: International Film Center
(323 W. 6th Ave. Tel: 212-924-7771)、Directer's Guild of America Theater
(110 W. 57th St. Tel: 212-581-0370)、Cantor Film Center(36 E. 8th St, at University Pl. Tel: 212-998-4100)、Symphony Space(2537 Broadway. Tel: 212-864-5400)、Scholastic Theater
(557 Broadway. Tel: 212-229-5690)
詳細はwww.gkids.com
■バム/ブリッジ・プロジェクト=3月13日まで Harvey Theater(651 Fulton St, Brooklyn)Tel: 718-636-4100 入場料: $35〜$95 バムとイギリスのオールド・ビックとニール・ストリート・カンパニーの共催。太平洋、大西洋の架け橋を目指す記念碑的な特別企画の演出による演劇を上演。英米2か国を代表する演劇人による2つの芝居を同時期に上演し、演じる俳優も各々2つの芝居に登場、各配役を演じ分けるというユニークな企画。シェークスピアの「お気に召すまま」と「テンペスト」の2作。
詳細はwww.bam.org
ART
■マン・レイ: 再生のアート=14日まで Jewish Museum (1109 5th Ave) Tel: 212-423-3200 入場料: $12(一般)、$10(シニア)、$7.50(学生)、12歳未満は無料、土曜無料 ロシア系ユダヤ人であり、パリのアメリカ人アーティストとして、シュールレアリズムに代表される20世紀前半のパリのアート界で活躍するも、色濃くなる世界大戦を前にアメリカに帰国。 戦後パリに戻るが、常に再出発、再生をモットーに、写真、映像の分野でパイオニアとして新境地を開き、大きな足跡を残す。写真以外に絵画や彫刻など200以上の作品を集めての展示で、彼の人生とその芸術の影響を鮮やかに見せてくれる。詳細はwww.thejewishmuseum.org
■オーストリアの帝国磁器1718〜44展=21日まで The Metropolitan Museum of Art(1000 5th Ave)Tel: 212-535-7710 入場料(任意寄附制): $20(大人)、15(学生・シニア)、12歳未満は無料 中国の伝統的製法を追うものとして欧州で2番目に設立されたウィーンの工房Du Paquierで製作された独自の磁器はハプスブルグ帝国で愛用されたことで有名。 同工房の歴史的な発展とその作品過程を紹介する。
詳細はwww.metmuseum.org
■トワイライト・ビジョンズ/シュールリアリズム写真展=5月9日まで International Center of Photography (1133 Ave of the Americas) Tel: 212-857-0000 入場料: $12(一般)、$8(学生・シニア)、12歳未満は無料 シュールリアリズムのアーティストが活躍した1920〜30年代のパリを舞台に、写真を中心に約150点を展示。社会と文化が変貌を遂げつつあった世代を表現する。
詳細はwww.icp.org
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|
| No.296 2010年 3月 6日 |
|
|
|
ジャパンソサエティーで12日から
|
| Event |
|
|
展覧会「歌川国芳の奇想世界〜アーサー・R・ミラー・コレクションより〜」がジャパン・ソサエティー・ギャラリー(東47丁目333番地、1番街と2番街の間)で3月12日(金)から6月13日(日)まで開催される。
画面いっぱいにのた打ち回る妖怪、豪胆に戦う武者、迫り来る巨大な骸骨など、多彩な画題を大胆奇抜に描いた奇才の浮世絵師、歌川国芳(1797〜1861年)の作品約130点を展示する。米国では約30年ぶりに開催される国芳展。ニューヨーク在住のアーサー・R・ミラー氏と大英博物館の協力により実現、主にミラー氏が蒐集した国芳作品で構成する。
歌川国芳は同時代に活躍した北斎、広重ら浮世絵の巨匠たちと同様、風景、歌舞伎、美女などさまざまなジャンルの作品を制作しているが、日本や中国、アジア諸国の歴史・宗教・伝説・神話などを採り上げたアクション満載の物語描写や、擬人化した動物を喜劇的に描いた狂画、外国の題材や西洋の視覚表現の技法を用いた奇抜な試みなどに本領が発揮されている。徳川幕府下、天保の改革によって浮世絵も規制の対象になったが、国芳は幕府の禁令の網をかい潜りながら作品制作を続け、描写の創意工夫によって表向きは害のない場面に政治的な意味を込めた絵を発表し続けた。
「国芳の作品は、現代のマンガ、アニメ、ビデオゲームなど、物語を視覚的に表現する手段の原型になっていると考えられます」とJSギャラリー・ディレクター、ジョー・アール氏は語っている。
入場料は一般12ドル、シニア・学生10ドル、会員・16歳以下無料。金曜午後6時〜9時は無料。開館時間は火〜木曜午前11時〜午後6時、金曜午前11時〜午後9時、土・日曜午前11時〜午後5時。月曜・祝日は休館。
展覧会の解説ツアーは、日本語が金曜午後6時より(要予約)、英語が火〜日曜午後12時30分より。無料、所要時間は約1時間。
問い合わせは212・715・1258(月〜金曜午前11時〜午後6時、土・日曜は午前11時〜午後5時)。詳細はウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。
●(週刊NY生活・本紙記事の無断転載を禁じます。www.nyseikatsu.com)
|
|
| 全文を読む |
|
|
|